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IEEE Jun-ichi Nishizawa Medal(ニシザワメダル)第1回授賞式


専務理事 山田 郁夫/IKUO YAMADA

 

 
Arthur W. Winston IEEE 会長からメダルの銅製レプリカを受け取る西澤潤一会長

 2002年に創設されたIEEE Jun-ichi Nishizawa Medal(ニシザワメダル)の第1回授賞式が6月19日に米国カンザスシティにて開催され、西澤潤一会長立ち会いの下に第1回ニシザワメダルが会長のもとから Hitachi Global Storage Techonologies の Frederick H. Dill 博士に授与されました。
 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc、米国の電気電子技術者協会、世界の175カ国に36万人の会員を擁する学会)には2000年に西澤会長ご自身が受賞されたエジソンメダルなど有名なメダルが15ありますが、材料・デバイス・光ファイバー・光通信などの分野の基礎研究から産業への顕著な貢献により、日本人として初めてニシザワメダルが創設されました。IEEE には37の技術分野毎の賞があり、日本人の名前がついた3つの賞がありましたが、最高の賞である総会で与えられる20種類のメダルでは初めてです。IEEE のメダルにはスポンサーがつくことが多く、電気事業連合会と(財)半導体研究振興会がサポートしています。ニシザワメダルは西澤会長と同じ専門分野で貢献のあった方に贈呈されます。また、メダルには永久と十年限りのものと二種ありますが、ニシザワメダルは永久です。
 ニシザワメダルの初の栄誉に浴されたのは半導体レーザーとゲルマニウムの高速 IC を IBM 研究所で開発された Frederick H. Dill 博士です。Dill 博士はフォトレジストの露光における「Dill パラメータ」が有名で、ビデオ RAM の発明や、ディスクメモリーのヘッドの大容量化などで顕著な業績を挙げられています。
 Dill 博士は IEEE の電子デバイス部門の会長を務められ、CAD などを含む電子関係の最初のジャーナルの発行に貢献されました。
 また、Dill 博士は1990年に米国工学アカデミーの電子工学部門の主査に就任されています。さらに、IBM の技術アカデミーの会長も務められ、2002年には IBM の Distinguished Engineer に昇進されました。IBM がディスク事業を日立に売却したので、現在 Hitachi Global Storage Techonologies に移られています。

以上






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