就任ご挨拶(3代会長)岡村 總吾

会長に就任して

東京電気大学 学長・理事
岡村 総吾

日本工学アカデミーも設立以来7年余経ることになりました。この間小林宏治初代会長、向坊隆前会長を始め、代々の役員の皆様の御努力と会員各位の御協力によりまして、工学アカデミーの体制も整備され、その活動も順調に発展して参りましたことは御同慶の至りであります。
今回図らずも向坊会長の後を受けて、会長に選任されることとなり、その責任の重大さを痛感しております。
本アカデミーの設立の趣旨によれば、「国際的視野に立って、我が国独自の創造性ある工学および技術の創出と、その基盤となる基礎研究の推進のために
(1)創造的な研究開発の推進
(2)基礎研究、基盤研究に関するニーズの把握
(3)工学および技術の分野における国際交流
について審議を行い、必要に応じて官界、産業界、学界に対して提言を行う。」となっております。
資源の乏しい我が国が今後もある程度の発展を続け、国民生活を安定させる為には、工学の発展が不可欠であり、この意味で我が工学アカデミーの責務は今後益々増大するものと考えられます。
日本工学アカデミーは、今後国際的にはCAETS (Council of Academies of Engineering and Technological Sciences) や各国の工学アカデミー等と連絡を保ち、また国内的には、日本学術会議、工学会および工学関係の各種学会と協力して、事業を推進してゆきたいと考えております。今後会員各位の御協力、御鞭撻をお願い申し上げます。

(EAJ NEWS No.38 1994年6月)