政策共創推進委員会

科学的エビデンスに立脚した政策の立案、遂行における立法府の役割は重大だが、アカデミアが創出する知的情報を的確に、国民を代表する立法府に届ける確かな道筋がわが国では希薄である。
このため科学者側の政策リテラシーの向上を図るとともに政策側(ここでは立法府構成員)の科学リテラシーの向上にも寄与しつつ、両者による政策共創能力を高めていく息の長い交流活動が不可欠であり、そのための組織的、継続的な活動が求められる。
日本工学アカデミー(EAJ)は、政策共創推進委員会を設置し、政策立案に係る広範な関係者との連携をもとに、国会議員および立法府関係者と科学者、メディア関係者などが協働し交流できる場を提供し、立法府と科学者の政策共創の実現を図る。


委員長: 永野博
委員: 今村努、小林信一、小林喜光、久間和生、倉持隆雄、坂田東一、城石芳博、辻篤子、坪井裕、長井寿、牧原出、松尾真紀子(非会員、東京大学公共政策大学院特任講師)、睦哲也、森本浩一、安永裕幸
アドバイザー: 角南篤(非会員、政策研究大学院大学学長特別補佐、客員教授)

 

第1回政治家と科学者の対話の会の開催について(お知らせ)

話題:EAJ「新型コロナウィルス後の科学技術イノベーションの在り方」プロジェクトの検討状況

日本工学アカデミー(EAJ)は、6月25日に「立法府とアカデミアの知的情報共有に関する調査・試行研究プロジェクト」の一環として、衆議院の伊佐進一議員と大野敬太郎議員をパネリストに招き、「政治家と研究者を混ぜると、何が起こるか︖」(国会議員とアカデミアの関係構築)と題するワークショップを衆議院議員会館で開催しました。「民主主義国家では科学技術と社会の関係にかかわる知見を国会議員が、個別の専門家だけからではなく、中立的な組織と交流しつつ入手するシステムが成立し、得られた選択肢を政策立案過程で活用している。わが国でも中長期的にこのようなシステムを作っていく必要があるのではないか」という問題提起の下、角南篤笹川平和財団理事長をモデレーターとして活発な議論となり、この集まりを政治と科学の対話を進めるキックオフにして欲しいとの期待で締めくくられました。

そこで、EAJは7月に常設の政策共創推進委員会を設置し、国会議員や国会事務部局などの立法側と科学の側との交流を着実に進めていく体制を強化しました。まず、キックオフを受けての第1回として、下記の会を企画しました。今後、年に数回程度のペースで開催できるようにしていく予定です。

会の趣旨は、政治の側と科学の側が対話を通じて双方向的に理解を深め、学びあう場としていくことにあります。実践を通じて、お互いができることできないことを知り、良好な関係を築いていきたいと思います。
 
【開催案内】第1回政治家と科学者の対話の会の開催について(お知らせ)(PDF 220K
 

話題: EAJ「新型コロナウィルス後の科学技術イノベーションの在り方」プロジェクトの検討状況「政治家と研究者を混ぜると、何が起こるか?」
対話: 話題提供は標記プロジェクト共同議長 原山優子EAJ副会長により、プロジェクトで得られた知見の整理と医工連携の立場からの提言の方向性についての紹介(15分)。その後、5人程度の国会議員の方々とEAJ会員との対話を時間の許す限り行います(30分程度)。終了時に、参加者が名刺交換等の交流もできるようにする予定です。
参加予定: 伊佐進一、大野敬太郎衆議院議員他、日本工学アカデミー会員 その他

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日時 2020年12月9日(水)午前10時~11時
場所 衆議院第一議員会館 国際会議室(1F)定員104名 (アクセスはこちら
申し込み お申込みはこちら(オンライン登録)
※先着順。セキュリティの観点から事前登録必須です。
問合せ先 日本工学アカデミー事務局
TEL: 03-6811-0586
E-mail: academy@eaj.or.jp

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これまでの活動等

自由民主党本部 科学技術・イノベーション戦略調査会にて EAJの活動を紹介

2020年10月27日、自由民主党本部で科学技術・イノベーション戦略調査会(渡海紀三朗会長)の基本問題小委員会(船田元座長、大野敬太郎事務局長)が、「政策決定におけるアカデミアの役割」をテーマとして開催された。この会合に日本工学アカデミーの活動を紹介するよう依頼があり、永野博顧問・前専務理事が講師として参加した(資料はこちら)。委員会では議員の方々より、政治と科学の日頃の情報交流の必要性、これまでなぜ対話ができていなかったのか、アカデミーの独立性とは何か、海外のアカデミーではなぜ政府から資金を得られるのか、また、アカデミーの支出先は何か、アカデミーでも若手が活躍すべきではないか、などについて活発な意見交換が行われた。

(右側手前より左へ)角南笹川平和財団理事長、永野EAJ顧問、渡海委員長、船田座長、大野事務局長