国際連携
EAJは国際工学アカデミー (CAETS) の主要メンバーであり、そのネットワークを利用して、日本および世界の工学および科学技術の発展に寄与する国際活動を展開しています。
国際アカデミー間連携
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CAETSは、現在、世界33カ国の工学系アカデミーから構成されています。メンバーは、その国を代表する1工学系アカデミーに限られ、かつ一定の水準を満たすことなどの加盟条件が定款(bylaws)によって規定されています。日本工学アカデミー(EAJ)は1990 年に加盟が認められました。毎年1 回総会(評議会)・併催シンポジウムを開催しますが、一定の基準を満たした形で行われる場合に、CAETS Convocationと呼ばれています。
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日本工学アカデミー(EAJ)、中国工程院(CAE)、韓国工學翰林院(NAEK)の3カ国工学アカデミー間の会議です。1997年に第1回が大阪で開催されて以来、日中韓が輪番で円卓会議と3国共通に関心のあるテーマで併催シンポジウムを毎年開催しています。
国際人材育成
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全米工学アカデミー(NAE)、科学技術振興機構(JST)との共催で2000年より実施している分野横断的シンポジウムです。日米両国の選抜された若手研究者(30~45歳程度)が30名ずつ、計60名が一堂に会し、3日間にわたり最先端工学分野の4つのテーマ(毎回新規に設定される)について発表・討議を行ないます。知的刺激を受け、新たな着想を得る場となります。シンポジウムの企画・運営も若手研究者によって行なわれます。
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若手リーダー人材派遣交流事業の継続的発展、64名の同窓生を財産にした次段階事業の設定などを豪州理工学アカデミー(ATSE)と連携して模索し、日本学術振興会(JSPS)などから支援を得られる制度での実施を検討しています。日本でのERLEP同窓会によるシンポジウムの共催などを計画しています。
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日欧の軸を構築すべく、その足掛かりとしてドイツを対象に二国間の若手研究者交流事業を推進します。両国の大学・公的研究機関そして企業の若手研究者(30~45歳程度)が一堂に会するシンポジウム(日独先端工学シンポジウム)を2年に一度開催し、発表・討議を通じて相互理解を深め、ネットワークを構築し、将来的に共同研究につながる礎を築くことを目指しています。