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公益社団法人 日本工学アカデミー

日本工学アカデミーは、工学・科学技術全般の発展に寄与する目的で設立された産学官の指導的技術者の団体です

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〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町二丁目7番3号 HKパークビルⅢ 2F

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環境・資源制約や技術進歩に伴い重大化する社会的課題について、その分野の第一人者を中核に分析し、産学から幅広い多分野の会員の意見をまとめ、EAJとして組織的チェックを経た「先見的なメッセージ」を発信する。それによって、広く社会の関心を喚起し、社会の反応・要望に応じて、EAJはさらに問題意識を深化させ、我が国がとるべき処置、行動を抽出していく。

  • 地球規模かつ喫緊の課題である海洋プラスチックごみ問題については、元来海洋研究者等のアカデミアの指摘から近年問題の大きさが認識されるようになり、政府、産業界の解決に向けた取組が開始された経緯がある。一方、海洋プラスチックごみ問題については、その規模、内容及び地球環境と人類への影響について必ずしも科学的知見は十分でなく、また解決のためのイノベーションの方向性も明らかではないところがある。本プロジェクトは、政府、産業の関係者からのヒアリング等を通じ、その動向についてフォローしつつ、工学アカデミーとしてポイントをしぼった検討を進めていく。
  • SDGs、Society 5.0 に代表される未来社会における半導体の役割を明確にし、研究開発の在り方、人材育成、主要な隘路などを、世界の技術分担・サプライチェーンの中での我が国の役割を俯瞰しながら、未来志向で総合的に検討することで、半導体の供給力を強化すると共に、日本が強みとする製造装置や素材等の分野の国際競争力をさらに高めて、日本の半導体・エレクトロニクス産業の反転攻勢にかかる中長期的な半導体戦略の推進に貢献することを目的とする。
  • 1980年代に端を発した情報通信技術は1990年代半ばから急速な発展を遂げ、5G/6G無線通信技術およびそれに伴う情報のネットワーク化になど、我々の社会や生活のあり方を一変した。一方、人工知能(AI)によるデータ解析能はめざましく向上しており、さらには、インターネット上に広がるいわゆるビッグデータに対してAI を適用して、さまざまな情報分析や戦略決定への利用する動きも始まりつつある。このような社会背景を踏まえ、本プロジェクトでは高速大容量情報ネットワーク化時代におけるAI 活用戦略の検討を開始し、それに内在する倫理的/社会的課題の明瞭化、我々が目指すべきAI 社会実装の姿、そしてそのために必要な技術開発課題等を政策提言としてまとめる。
  • マテリアル科学は現代の産業を支える基幹技術である。近年、環境問題に対処する高機能な材料開発が注目されるほか、経済安全保障の観点や責任ある鉱物調達の上でも、代替技術開発の基盤となる材料科学分野の重要性が認識されるようになっている。マテリアル科学の発展が必要とされる背景にある資源の枯渇、我が国の資源調達における地政学上のリスク、紛争鉱物の排除等の倫理的、法的、社会的課題を踏まえた上で、技術の概要、人工知能による新材料探索(マテリアルインフォマティクス)の動きも含めた最新の研究開発動向、新材料による環境・エネルギー分野への貢献、マテリアル科学の振興に係る諸外国の政策等を取りまとめる。
  • 「人類の安寧とより良き生存」(Human Security and Well-Being )にとって、科学技術が重要であることが益々明らかになってきた。科学技術、特に工学(Engineering)は、地球上に新たな人工物(Human Artifacts)を作り出し、人間社会にとって恩恵(光の部分)と課題(影の部分)をもたらす。そこに新たな工学倫理が必要となってくる。工学の役割が広がるにつれ、工学倫理の重要性も増す。本プロジェクトでは、「工学倫理」を中心に探求し、来るべき未来で求められる「工学倫理」の姿を先取りし、その実現のための「工学教育」をも深耕したい。それをもって「人類の安寧とより良き生存」をより具体的なものとすることを目指す。
  • 我が国が2050年のカーボンニュートラルに向けて、社会、産業、人々の生活の変容を目指すグリーントランスフォーメーション(GX)を推進している中、とりわけ電力システムの核心はGXの中核に位置し、需要の在り方や、エネルギー源、電源、送配電を含む電力システムの技術開発、設備形成、運用、制度改善の合意形成に向けて、工学的な観点からの寄与が求めれられている。本プロジェクトは、2030年~2050年を視野に、技術的可能性とリスクとを包含し、科学的な根拠にもとづき新たな電力システムへの段階的移行を実現する視点や方法論について取りまとめる。
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