科学技術イノベーション2050委員会
「2050年に向けて技術の棚卸しを含む現状把握をした上で、2050の目指すべき将来像に向けて必要な技術、それを実現するための「科学技術・イノベーション」ロードマップを描くこと」を目的とし2019年11月に設立。次の3つのテーマに取り組む。
(1)スマートな都市、快適で強靭な人間居住の実現
(2)持続可能で格差のない水・食料・エネルギーアクセスの実現
(3)可視化されたエビデンスと多様な価値観の許容に基づくガバナナンスの実現
メンバー
委員長: | 沖大幹 |
副委員長: | 有川太郎 |
幹事: | 太田香、北島正章 |
担当理事: | 沖大幹 |
アドバイザー: | 川合真紀、中村道治、藤野陽三、松本洋一郎、安永裕幸 |
委員: | 有本建男、*伊藤栄作、大竹暁、大土井智、日下晴彦、城石芳博、玉城絵美、中島義和、永野博、行木陽子、*矢部彰 |
オブサーバー: | *小林治、*平川祥子 |
*非会員 |
活動方針
公益目的事業に係わる活動として
本委員会の2025年度の活動基本方針は、2050年の持続可能な社会の維持・構築に必要な技術の開発・実装を目指し、そのために現在我々エンジニアが取り組むべき課題について議論することである。2050年に向けた「科学技術・イノベーション」ロードマップの策定を目指し、EAJ内で活発な議論を喚起できる新たな視点や論点を提供することを目的とする。
具体的な活動としては、約2ヶ月に1回の頻度で全体委員会(基本的に対面+オンラインのハイブリッド形式)を開催し、委員相互で議論を深めるとともに、EAJ内外の多様な学術分野の専門家を講師として招き、広い視点での議論を促進する。また、2025年度中に「生産性と持続可能性(仮)」を主題としたワークショップやシンポジウムを開催し、本委員会の活動を広く発信するとともに、「デジタルツイン」や「気候変動」などをキーワードとし特にエンジニアリング以外の学術分野の専門家とも意見交換を行う機会を設ける。
長期的には、グローバルサウスを含む国際的な連携を推進し、少子化・人口減少・経済規模縮小社会においても、安全で健康かつ文化的で心豊かな生活を維持するために必須となる生産性向上や、リーダーとして活躍できる人材の育成を目指す。これにより、日本の科学技術を取り巻く長期的課題の展望を明らかにすることを目標とする。(2025年度 事業計画より)
最新の活動報告
サイエンスアゴラ2022 出展 EAJ「SDGsシンポジウム」
-未来社会を科学者とデザインしよう-
2022年11月5日、日本工学アカデミーは、サイエンスアゴラ2022出展 EAJ「SDGsシンポジウム」を開催しました。ノーベル賞を受賞した研究者も参加し、科学技術のSDGsに対する貢献を考え、未来社会をデザインするためのトークセッションを行いました。
各セッションの動画を公開しました。下の画像をクリックしてご覧ください。
第1部:技術未来セッション(2時間)
(開会挨拶)
第2部:EAJセッション(1時間30分)
(閉会挨拶)
お知らせ
持続可能社会に向けた科学技術・イノベーションロードマップの提言
STI Roadmap to Achieve the Sustainable Development Goals - The Road to 2050 - を公開しました
・2050年の未来社会を考える
・可視化されたエビデンスと多様な価値観の許容に基づくガバナンス
・2050年の世界のエネルギー・食料・水ネクサス
・快適で強靭な人間居住を実現するスマートな都市
EAJ STI2050委員会より「エグゼクティブサマリー」を公開しました
・可視化されたエビデンスと多様な価値観の許容に基づくガバナンスの実現
Realisation of governance based on visualised evidence and tolerance of diverse values
・持続可能で格差のない水・食料・エネルギーアクセスの実現
Achieving sustainable and equitable access to water, food and energy
・快適で強靭な人間居住を実現するスマートな都市
Smart cities for comfortable and resilient human settlements
これまでの活動
2022年2月22日 日刊工業新聞に科学技術イノベーション2050委員会の活動が掲載されました
未来を変える/国連工業開発機関(UNIDO)東京事務所長 安永裕幸
・メディア掲載情報:日刊工業新聞ホームページはこちら(https://www.nikkan.co.jp/articles/view/628625)
CAETS COP26 声明”政府の気候目標達成を助けるエンジニアの誓い”が発表されました
科学技術イノベーション2050委員会からCAETS SDG作業部会に参加し、声明作成に寄与しました。
・“Engineering’s Commitment to Help Governments Achieve Climate Goals”(PDF 200MB)
科学技術イノベーション2050委員会から投稿した2021年5月の論文が国連の報告書に採択されました
Taro Arikawa, Ikuo Sugiyama, Yoshikazu Nakajima, Hideaki Koizumi and Taikan Oki, “The Future of Urban Design” in the publication of United Nations IATT, “Emerging science, frontier technologies, and the SDGs”, May, 2021, (Article on P127-130)
「STI Form 2021のサイドイベント」2021年5月6日 開催
Department of Economic and Social Affairs, United Nations主催「STIフォーラム」のサイドイベントです。
・”Future Urban Design to promote achievement of the SDGs through STI” [5/6開催]
※ 詳細は こちら(PDF)をご覧ください。